「防災リュックは軽い方がいい!」シニア世代が見直したい防災の新常識

こんにちは、せーじ先生です。

 

皆さんはご自身の「防災リュック」、最近持ち上げてみたことはありますか? 「いざという時のために」と、あれもこれも詰め込んで、気が付けば10kgを超えていた……という方も少なくありません。

しかし、シニア世代の防災では今、「防災リュックは、軽い方が役に立つ」という新しい考え方が広がっています。

 

「重い」ことは、リスクになる

災害時は、一刻を争う中で避難しなければなりません。重すぎるリュックは体力を奪うだけでなく、重心が安定せず、思わぬ転倒の原因になることもあります。

避難所まで歩くことさえ大きな負担になるシニア世代にとって、「たくさん詰め込む」ことよりも、「無理なく持って歩けること」こそが、命を守るための優先事項なのです。

 

「持ち出すもの」と「備蓄」を分ける

もちろん、リュックを軽くすれば、食料や水の量を減らさざるを得ません。そこで重要になるのが、「持ち出すリュック」と「自宅備蓄」を分けて考えるという戦略です。

 

⚫︎持ち出すリュック: 避難時に身を守るための必要最低限。

⚫︎自宅備蓄: 重たい水や食料は、自宅に十分な量を確保しておく。

 

「重すぎて持ち出せない」となってしまっては、本末転倒です。まずは「避難先まで持っていける重さ」を基準にしましょう。

 

シニア向け「最小限」の持ち物リスト

私がおすすめする、おおよそ3~5kgに収まる最低限のセットがこちらです。

⚫︎健康管理: 常備薬(3~7日分)、お薬手帳のコピー、保険証情報のコピー

⚫︎水・食料: 500mLの飲み水2本、栄養補助食品やゼリー飲料

⚫︎衛生・生活用品: 携帯トイレ(5~10回分)、マスク、ウェットティッシュ

⚫︎情報・明かり: LEDライト、家族の連絡先を書いたメモ

⚫︎身を守るもの: アルミ保温シート、レインコート

⚫︎その他: モバイルバッテリーと充電ケーブル、現金(小銭メイン)、老眼鏡や補聴器の予備電池

 

 


 

一番大切なのは「100メートル歩けるか」

私は講演でいつもこうお伝えしています。

「防災リュックは、重いほど安心ではありません。背負って100メートル歩ける重さが、その人にとって本当に役立つリュックです。」

 

ぜひ一度、今のご自身の防災リュックを持ち上げてみてください。「本当にこの重さで、避難できるかな?」その見直しが、あなたや大切な人の命を守ることにつながります。