🌺 サンゴとともに未来へ──

沖縄ダイビングサービス・ラグーンに聞く

「海を守る養殖活動」

 

2025年4月10日、私たちは沖縄・恩納村にある「沖縄ダイビングサービス・ラグーン」を訪れ、

スタッフの吉馴(よしなれ)さんにお話を伺いました。

ラグーンでは、なんとサンゴの養殖体験ができるとのこと。

サンゴの現状と養殖の意義について、貴重なお話をたっぷり聞かせていただきました。

 


■ サンゴ養殖の始まりとその背景

 

せーじ先生:
サンゴの養殖はいつ頃から行われているんですか?

 

吉馴さん:
ラグーンは今年で13年目(2013年創業)になります。

サンゴ養殖自体は、恩納村の漁師さんたちが1999年から始めました。

特に銘苅(めかる)さんという漁師さんが「美しい海を次の世代に残したい」という想いからスタートしたんです。


■ 恩納村の海はサンゴが増えている?

 

せーじ先生:
全国的にはサンゴが減っているという話をよく聞きますが、実際はどうなんでしょう?

 

吉馴さん:
恩納村に関しては、1999年以降ずっとサンゴは増加傾向にあります。

定期的に「リーフチェック」という調査をしていて、サンゴがどれだけ地面を覆っているかを確認しています。

データ上でもはっきりと、毎年サンゴの範囲が広がっているのがわかるんです。


■ サンゴが増えると、海はどう変わる?

 

せーじ先生:
サンゴが増えることで、どんな影響があるのでしょうか?

吉馴さん:
生態系が格段に豊かになります。サンゴの隙間には魚が隠れたり、サンゴを食べる生き物もいたり。

逆に、サンゴがないと魚も集まりません。サンゴは海の生態系の土台なんです。


■ 養殖の目標と今後の展望

 

せーじ先生:
何か具体的な目標はありますか?

吉馴さん:
数値的な目標というより、「継続すること」が一番大切だと思っています。

サンゴは自然のものなので、増えたり減ったりは当たり前。

その中で、人間にできることを続けていくのが使命だと感じています。


■ サンゴ養殖を通して伝えたいこと

 

せーじ先生:
私たちもネットで見つけてお店に来たのですが、体験を通してサンゴの大切さを学べるのは素晴らしいですね。

吉馴さん:
そう言っていただけると嬉しいです。

私たちの体験プログラムを通して、海の楽しさ・大切さ・自然への理解が参加者に伝わればと思っています。


 

■ 最後に

 

サンゴ養殖は単なる環境保全ではなく、人と自然をつなぐ大切な橋渡しのように感じました。

地元の漁師さんと協力しながら、未来の海を守るために続けられる取り組み。

沖縄・恩納村のサンゴが、これからも元気に育ち、多くの生命を育む場所でありますように。

 

吉馴さん、本日は本当にありがとうございました!


 

 

📸 ラグーンのサンゴ養殖体験は、自然の美しさを体で感じられる貴重な機会です。

沖縄旅行の際には、ぜひ立ち寄ってみてください。